第216回TOEIC公開テストの目標
●はじめに
自分は12月11日に開催される第216回TOEIC L&Rテストを受験します。自分はこのテストでどうしても900点を超えたい。なぜなら、今まで自分は一度たりとも820を超えたことがないからです。手もとに残っているスコアボードは6枚ありますが、そのいずれもが820以下。いい加減この数字より高いものを取ってみたい、どうせなら百のケタの数字を変えてやりたいのです。そこで、今回のエントリーでは、その900超えを実現するために、前回のTOEIC受験時のスコアの分析と次回の受験での目標について考えたいと思います。
●第213回の結果分析
実は今年の9月にTOEICを受けてきました。そこでまずはそのスコアを分析して、おおざっぱではありますが、どのパートで何問落としているのかを割り出していきたいと思います。
さて、新方式になったというので対策もして勇んで臨んだ第213回公開テストですが、結果は総合800点。リスニングが400点でリーディングが400点と、自己最高点にさえもとどかなくてがっかりでした。ちょうど半々できりが良いなということぐらいしか慰めになる要素はありません。
アビリティー・メジャードについては、リスニングが上から順に「81/83/60/82/81」。上から3番目の「短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる」がアベレージの73を大きく下回っていたのが実にせつないです。そしてリーディングのアビリティー・メジャードは上から「68/75/79/76/90」でした。前回は特に文法に時間をかけて勉強したので「文法が理解できる」の項目が90にいったのは素直にうれしかったです。
さて、このスコアボードからさらに詳しく分析して各パートでどれぐらい落としているかに迫っていくために、参照したいブログの記事があります。TOEIC講師であるTEX加藤先生の『TOEICオタクのブログ』内で書かれた「2016年9月公開テスト正解数換算表」(2016/10/23) http://texkatotoeic422.blog33.fc2.com/blog-entry-1281.html という記事です。この記事でTEX加藤先生は、アビリティー・メジャードからおよそ何問間違えたかを計算するための換算表を出してくださっています。『TOEIC出る単特急』や『TOEIC読解特急』シリーズで有名なTEX加藤先生は第148回のテストからずっとこの換算表をブログで提示してくださっているのです。受験者のことを想った偉大な仕事で、ありがたいですね。
では、この正解数換算表を使って、おおよその自分の各パートの誤答数を考えていきたいと思います。まず、この正解数換算表を使うと、前回の自分のリスニングのアビリティー・メジャードは「3/4/6/8/3」という誤答数へと変換できます。ということは極めておおざっぱな計算ですが、リスニングは、パート1と2でだいたい9~12問、パート3と4で12~15問まちがえたということになるでしょうか。数的にはパート3と4のほうがまちがえてはいます。が、パート3と4の出題数は69問なのに対し、パート1と2の出題数は31問です。どう考えてもパート1と2のおよそ3分の1をまちがえていることに問題がある気がします。
次にリーディングです。リーディングのアビリティー・メジャードは正解数換算表を参照すると「7/5/6/6/2」となります。ちょっと計算しづらいですが、全体の誤答数が26問で、Part7に限って言えば最低でも12問、最大で26問まちがえていたということは言えるかなと思います。
そしてこの誤答のうち、20問は実は心当たりがあります。というのもの、実際に前回の試験時間中、自分が時間内に解けた問題はPart7の180番までで、残りの20問は最後の1分のあいだに勘で塗りつぶしたのです。なので、たぶんですが、残してしまった20問はそのまま誤答になったんじゃないのでしょうか。
となると、実際に試験時間中に勘に頼らずまっとうに解答したうちでまちがえた問題はパート5から7まであわせて6問となります。実際に考えてまちがえた6問と勘でマークしてまちがえた20問。こう考えると、前者の6問を分析してどのパートで何問まちがえたかを考えても不毛というか、どう考えても時間内に20問も解けなかったという事実のほうが重いのではないかと思います。
ということで以上をふまえると、
①リスニングのパート1+2で1/3を落としたこと
②リーディングのパート7で時間不足のために20問を勘でマークする羽目になったこと
の2つが第213回の敗因ではなかったかと思います。
・第216回で900点を取るための目標
では次に、この2つの敗因を踏まえたうえで、12月の受験で900点を取るために、どこのパートで何問上積まなければならないかを計算して、自分の次回の目標値を決めていきたいと思います。
まず、総合点では目標の900点まで、現状あと100点足りないので、当然その100点分をさらに正解できるようになる必要があります。これを問題数に直すならば、正確ではないですが1問5点と考えると、最低でも20問さらに正解数を上積まなければなりません。となると、リスニングとリーディングのどちらで何問上積むかとなりますが、前回はちょうどリスニングとリーディングが半々の点数だったので、ここは素直にそれぞれさらに10問ずつ正解することを目標にしたいと思います。
では、大枠は決まったので、ここからはさらに詳しく、どのパートで何問さらに正解しなければならないかを計算してしていきましょう。まずリスニングですが、ここのどの部分を中心に10問上積むべきかといえば、パート1とパート2しかないと思います。ここで3分の1をまちがえているというのはまずすぎます。そこで、このパート1+2で6問さらに正解し、残りのパート3+4で残りの4問をさらに正解していくということにしたいと思います。
すると、次回第216回のパート1、2の許容誤答数は3~6、パート3、4は8~11となります。すさまじく適当な計算でこれを割合にすると、だいたいパート1、2で誤答が1/10以内、パート3、4で誤答が1/7以内となりますね。これを目標にすればいいんじゃないでしょうか。
次にリーディングですが、ここでもう10問正解しようとなったら、もはやパート7であともう10問を時間内に解ける、つまり190番の問題まで時間内に塗りつぶすようにする以外に道はないと思います。となるとここは正解数とか割合で目標を立てるのではなく、解くのにかかる時間の方で目標を立てるべきでしょうね。
では前回どこにどれだけ時間を使ったかということになりますが、これはメモをとってあります。パート5が25分、パート6が10分、パート7に40分でした。
まずパート5はどう考えても時間をかけすぎですね。1題30秒と考えて、15分で解きたいと思います。つぎにパート6ですが、ここは現状維持の10分でそれほど問題がないように思えます。
すると残りの50分をパート7に回せるようになりますね。ここで、問題数で時間を割ったりして考えるとごちゃごちゃしてしまうので、大問の数で考えるようにしましょう。すると前回のパート7はシングル・パッセージの大問を10題とダブル・パッセージの大問を1題、これらの時間で解答できたと、すっきり考えることができますね。そして190番の問題までマークするとなるとさらに、ダブル・パッセージの大問を1つ、トリプル・パッセージの大問を1つ加えることになります。もうあとは計算しましょう。
問:シングル・パッセージの大問を1つ解くのに必要な時間をX分とおき、ダブル・パッセージにかかる時間はシングル・パッセージの倍、トリプルにかかる時間はシングルの3倍とする。50分のうちにシングルを10題、ダブルを2題、トリプルを1題、解こうとするとき、Xの値を求めよ。
解:シングルに必要な時間は10X、ダブルに必要な時間が4X、トリプルに必要な時間が3X。ゆえに、17X=50 、よってX=2.94…
ですかね。3分だと少し超えるくらいなので、シングルを2分50秒、ダブルを5分40秒、トリプルを8分30秒くらいで解くというのを目標にしたいと思います。
●まとめ
ということで、次回900点を突破するための目標です。
①リスニング:誤答をパート1+2で1/10以内、パート3+4で1/7以内に抑える。
②リーディング:パート5を1題30秒以内で答える。パート7はシングル・パッセージの大問を2分50秒、ダブル・パッセージの大問を5分40秒、トリプル・パッセージの大問を8分30秒で解く。
壮大すぎて難しいですが、これを念頭において12月11日まで毎日勉強に取り組みたいと思います。
おしまい
●参考文献
『TOEICテスト 公式問題集 新形式問題対応編』一般財団法人国際ビジネスコミュニケーションセンター協会 2016